【信用失墜】賃貸管理業務ブログ④
なんだか重たいタイトル
今日は、オーナー様と管理会社との間に起きたトラブルのお話です。
最近こんな話がありました。
今年の6月に起きたことです。
ある管理会社が管理している物件で、エアコンが故障しました。
オーナー様にその旨を伝え、オーナー様負担でのエアコン交換工事をすることになり、
管理会社は2社から見積もりをとりました。
2社からきた見積もりは普段の金額の1.5倍くらいの価格だったそうです。
その見積もりを持って、オーナー様にエアコン交換工事の提案をしました。
数多くの物件をご所有されているオーナー様です。
お見積もり金額を見て、「高すぎませんか?」と。
そしてオーナー様はご自身でお見積もりを取られたそうです。
その結果、金額はなんと管理会社が提示した金額の3割も安い金額でできることがわかったのです。
もちろんオーナー様はかなりご立腹です。
これだけの差があると、きちんと釈明できないと信用はゼロになってしまうかもしれません。
なぜこんなことが起きたのでしょうか?
そしてこの見積もりは何がそんなに違うのでしょう?
理由があるはずです。
紐解いていくと・・・
まず、見積もりについてはこんなことがわかりました。
《管理会社の見積もり》
・金額がかなり高い
・納期が早い
・最新機種
《オーナー様の見積もり》
・金額が抑えらえる
・納期が発注から3ヶ月〜4ヶ月後
・最新機種
なぜ同じモノなのに、納期がこんなにも違うのか、不思議に思いませんか?
理由はコロナのせいで、ベトナムがロックダウンを行い、部品が日本に入って来なくなってしまい、エアコンの製造が追いついてないからなんです。*1
新築物件では給湯器やエアコンの納品が間に合わず、取り付けが間に合ってない…なんてところもあるほど、供給が追いついてないんです。
※そろそろ供給は追いつくようです。
管理会社が見つけてきた業者さんは、たくさんの在庫を抱えており、世間でエアコンが品薄でも素早く対応できるのです。それゆえに製品の希少性も加わり、普段より見積もり金額も高くなってしまっているのです。
また、オーナー様の業者さんは安いかもしれませんが、納期も4ヶ月も先では入居中の故障なので、二次クレームになってしまいます。
いくら金額を抑えられるからと言っても、エアコンが壊れたのは6月です。熱中症のリスクもある中、4ヶ月はとても待てません。
金額が普段より高いことをこちらから伝えた上で、上記のようなことの説明ができていたらどうだったでしょうか。
もっと違う結果になっていたかもしれませんね。
もっといえば、高いなと管理会社も感じていたなら、この金額が妥当なんだと思えるまで、他の業種さんも調べた方が良かったのかもしれません。
結果的に…『型落ちだけど、納期も早めで、普段より割高』が着地点だったそうです。
ただ、オーナー様の信用を完全に失い、お取引中止となったそうです。
聞いたお話、相談からも学べることってたくさんあり、お勉強になります。
賃貸管理は、「相手の立場に立って考えて動く」こと、「相手が求めているものはなにか?」と常に考え巡らせながら、向き合うことが大切だと、この相談を聞いて、改めて実感しました。
また、アンテナは常に張り巡らせておかないとですね💡
『相手が理解していなければ、それはなにも伝えていないのと同じ』だと、肝に銘じてお客様と向き合わなくてはなりませんね。。
日々勉強!!(^^)/
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